亜鉛不足はとっても危険!原因をしっかり把握して早めに予防しよう

亜鉛が不足すると肌の調子が悪くなったり、脱毛したり、疲れやすくなったりすると聞きますが、どうしてそうなるか知ってますか?聞いただけではあまりピンと来ない、亜鉛という物質の役割と働き、身体への影響などについて、少し掘り下げていきましょう。

亜鉛不足はナゼ起こる?原因と解決法を知っておこう

名前は聞いた事あるけど、どんな働きをするのかイマイチよくわからない亜鉛。亜鉛が不足すとどんな影響があるのでしょう?また、どんな理由で亜鉛が不足するのでしょう?

それをよく知るためには、亜鉛とは何なのか、私たちの身体にどんな影響を与えているのか、という事から知っておく必要がありますね。

 

亜鉛についての基本情報

亜鉛の働きって知ってる?

亜鉛は生命維持に欠かせない必須ミネラルです。体内にある300種類以上の酵素の働きには欠かせない物質で、しかも体内では生成できないので、毎日食事やサプリなどを通じで摂取しなければなりません。

毎日毎秒ごとに私たちの身体は新しい細胞を生み出してますが、亜鉛はその細胞分裂に関わる仕事をしていて、新陳代謝の活発な細胞ほど亜鉛を多く必要とします。細胞を作り出す事、代謝をする事に大きな役割を果たしてるので、亜鉛が不足すると、私たちは生物として生きていくのが困難な状態になってしまいます。

 

亜鉛が含まれる食品とは

亜鉛の含有量の多い食品として有名なのが、海のミルクと呼ばれる牡蠣。栄養が豊かな牡蠣は100gあたり13.2mgの亜鉛を含んでいます。他の魚介類では、ほや貝が5.3mg、カニ缶4.7mg、煮干7.2mg、たたみいわし6.6mg、肉類では豚レバー6.9mg、牛肩ロース5.8mg、ビーフジャージー8.8mg、乳製品ではパルメザンチーズが7.3mg、脱脂粉乳3.9mg、カマンベールチーズ2.8mg、その他では、ゴマ5.9mg、アーモンド4.4mg、アラマンサス5.8mg、高野豆腐5.2mgなどとなっています。

 

1日の適正摂取は?

 

亜鉛の適正摂取量は年齢とともに変わるのですが、厚生労働省発表の『2015年度版日本人の食事摂取基準』によると、成人男性で1日に10mg、成人女性が1日8mg、妊婦さんが10mg、授乳婦は11mgとなっています。

 

亜鉛が体に与える影響

性機能の促進

亜鉛はホルモンの分泌を促します。男性ホルモンに対しては精力増強の働きがあります。元々亜鉛は細胞分裂の際に重要な役割を果たします。精嚢で精子が生産される時は、1日に5,000万個以上の細胞が分裂するので、亜鉛が必要不可欠なのです。

また女性の場合、亜鉛は女性ホルモンの分泌を促進し、胸の細胞に働きかけ乳腺組織の発達に役立ちます。バストアップに繋がるのです。また膨大な細胞分裂が必要となる妊娠にも多大な影響を与えます。順調な妊娠期を過ごすためには、充分な亜鉛の摂取は欠かせないのです。

 

免疫力の向上

亜鉛には免疫細胞を活性化させる働きがあります。体内にウイルスや細菌が入ってきた場合、その有害なウイルスや細菌を破壊したり繁殖を防いだりするのに、免疫細胞が活動するのをサポートします。また亜鉛は、体に有害な活性酸素を除去する抗酸化作用を活性化させます。白血球やビタミンAなどと共に身体のサビを取り除くのに必要なのです。

 

味覚の正常化

人間の舌には、味覚を感じる味蕾(みらい)という小さな器官がたくさんあります。この部分は非常に代謝が高い部分なので、細胞が常に生まれ変わっていて、亜鉛を大量に必要とする部分でもあります。また唾液の分泌にも亜鉛は重要な役割を果たしているので、味覚を正常に保つためには十分な量の亜鉛が必要なのです。

 

酵素の活性化

体内には5,000種類もの酵素がありますが、亜鉛はそのうちの300種類以上の酵素を活性化させる働きがあります。細胞分裂の際のDNAの複製や、たんぱく質の合成、赤血球内の二酸化炭素を移送するための酵素に必要だったり、活性酸素を除去する酵素に必要だったりと、普段私達の目に見えない所で必ず必要になる働きを担っています。亜鉛が不足すると身体はどんどん老化してしまうのです。

 

亜鉛が不足すると…どうなる?

免疫力の低下

亜鉛は免疫細胞の活性化に深く関わっているので、亜鉛が不足すると免疫力が低下します。体内に入ってきたウイルスや細菌に抵抗できなくなり、風邪やインフルエンザに負けてしまいます。また傷を負った場合も治りが悪くなります。病気やケガが治り難いだけではなく、免疫不全の重大な病気にも繋がりかねないので、亜鉛の不足は生命の危機に直結すると認識しておいたほうがいいでしょう。

 

性機能の低下

亜鉛が不足すると性機能が著しく低下します。男性の場合性欲が減退し、EDになるケースが多いです。精子の質も落ちて、受胎能力のない精子が作られるようになるので、生殖能力が低下してしまいます。また前立腺の障害や腎臓への負担も大きくなります。

女性の場合は女性ホルモンの分泌が正常ではなくなるため、卵巣の状態が悪くなり、排卵が正常に行われなくなって生理不順が起こります。また卵子の老化が進んでしまうので妊娠もしづらくなります。男女共に亜鉛が不足すると、生命を次に繋ぐ事が困難になってしまうのです。

 

味覚障害

亜鉛が足りなくなると、舌の味蕾の代謝がうまく行えなくなり、味覚障害を引き起こしてしまいます。何を食べても味がしないのです。これは単に食事が美味しくなくなるだけではなく、味覚が無くなる事により、塩分や糖分をたくさん摂っても気づかないので、過剰摂取による別の病気を引き起こしかねません。

それに食事が美味しく感じられないと、特にグルメの人ではなくても楽しみがなくなり、精神的にストレスを感じるようにもなります。毎日の食事で味に違和感を覚えるようになったら、早めに亜鉛の摂取を心掛けて対応するようにしましょう。

 

貧血

貧血といえば鉄分の不足で起こるイメージが強いですが、亜鉛の不足でも貧血は起こります。亜鉛はたんぱく質の合成にも関わりますが、赤血球の膜もたんぱく質でできています。亜鉛が不足すると赤血球の膜が脆くなり、細い血管を通るたびに壊れてしまい、血流がうまく行かずに貧血になってしまうのです。

一方、1日30mg以上もの大量の亜鉛を摂取する日が続くと、他のミネラルとのバランスが悪くなって、鉄分の吸収を阻害して、貧血を起こす場合もあります。亜鉛は過剰に摂り過ぎても、不足しても貧血を起こすので、日頃から適量を摂取するようにしましょう。

 

亜鉛不足の解決方法とは

食事バランスを見直す

亜鉛は普通に食事をしていれば自然と摂取できるはずのミネラルです。しかし手軽なインスタント食品やファーストフード、菓子類などの加工食品ばかりを食べているとうまく摂取できません。加工食品は製造過程で、どうしても亜鉛が失われていくものが多いからです。

亜鉛は肉にも魚にも大豆などにも普通に入ってます。加工品に偏った食事ではなく、バランスよくいろいろな食材を摂るようにしましょう。

 

アルコールの過剰摂取は控えて

亜鉛はアルコールの分解にも多く使われます。ですからお酒をたくさん飲めば飲むほど、大量の亜鉛が必要になり、体内での亜鉛不足が生じるのです。他で必要な代謝や酵素の活性化を促すためにも、アルコールの過剰摂取は控えましょう。

 

食品添加物には要注意!

せっかく亜鉛の豊富な食材を使ったものでも、加工品の場合添加物が入っていると台無しになる事が多いです。添加物は亜鉛の吸収を妨げるものが多く、ポリリン酸ナトリウムという多くの加工食品に入ってる添加物は、亜鉛を体内から排出してしまう働きがあります。見た目や食感や保存期間を良くするための添加物は、亜鉛にとっては害でしかないので要注意です。

 

亜鉛不足は防げる!正しい知識で健康を維持しよう

亜鉛は身体の全ての部分で使われる、生きていくうえでは絶対に必要な栄養素ですが、普通の食事、自然な食事をしていれば、特別な事をしなくても十分に摂取できるものでもあります。極端な偏食やダイエットに走らないで、亜鉛を摂り入れて健康的な毎日を送るようにしましょう。

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